銀河の子守り
一日中、ずっと雨でしたね。
こんな日は、ほとんどの時間をダイニングキッチンで過します。
理由は部屋が狭いので、小さいファンヒーター一つ点ければ暖かくなるからです。
でも、火が点いている間は危険なので、ボール遊びはお預けです。
キックキック小僧の銀河には、納得がいかないらしいのですが。
私が新聞でも読もうと思っていると、お気に入りのオモチャを咥え、シッポをブンブン振ったジンジャーが近寄って来ます。
そして左前足を持ち上げて、私のひざをトントンと叩くんです。
たぶん「遊んで!ここ持って!」と言っているのだと思います。
私が「新聞、まだ読んでないんだけどなぁ・・・」などとブツブツ言いながらオモチャの端っこを持つと、今度はそんな様子を見ていた銀河がやってきます。
これまた推測ですが、銀河は「お母さん、換わってあげるよ」と言っているのでしょう。
私の手をそっと退けるようにオモチャを咥え、ジンジャーの遊び相手をはじめるんです。
おかげで私はゆっくり新聞が読むことができます。・・・だったら良いんですけどね。
現実はそんなに甘くありません。
キックキック小僧の銀河にはこんな遊びはつまらないとでも言うのか、2~3分もするとオモチャを放り出してしまうんです。
そしてまた、ジンジャーは私の膝をトントンと叩き・・・ということを、何度繰り返したことでしょう。
「 遊びのはじめと終わりは、必ず人が主導権を持つように! 」・・・ということは、盲導犬センターで何度も何度も教えていただきました。
頭では分かっていても、あの訴えるような瞳で見つめられると・・・。
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